「PowerCMSとMovable Type」が大半?オウンドメディアを支援するWebディレクターのCMS選びとは?

こんにちは。「クロジカサーバー管理」コンサルティングチームの三谷です。

オウンドメディアに関するコンサルティングから実制作、その後の運用までワンストップでサービス提供をされているWebディレクターの方は、CMSをどのように選んでいるのでしょうか?今回は、利用することが多いCMSを傾向と共に伺ってみました。

制作会社について

ウェブサイトやコンテンツ作成、マーケティングオートメーション、SNS戦略立案やその運営など、お客様のオウンドメディアを効果的なマーケティング・プラットフォームへするためのサービス支援をされています。

支援サービス

  • コンサルティングサービス
  • プラットフォーム設計開発サービス
  • パートナーサービス

どのようなCMSを選ぶことが多い?

数としては、PowerCMSとMovable Typeをが圧倒的に多く利用しており、半々くらいの割合です。WebReleaseは、お客様のご要望が合った際に利用するくらいで、数は年間10件前後の頻度になります。

PowerCMSは、業態の違いによる利用有無の傾向はなく、Webサイトのページ数が1000ページ前後の規模で利用する傾向が多いと思います。操作性が他のCMSと比べて扱いやすいため、コンテンツの更新をお客様が行う際にも適していると考えています。PowerCMSのバージョンアップが気になるところですが、現状は社内で行えており、WordPressと比べるとバージョンアップの頻度が年間で数回のため、負荷が低いと感じています。

WordPressは、数年前までMovable TypeとWordPressを利用することが多く割合も半々でしたが、5〜6年前の脆弱性による意識の高まりを受けて、年間で数えると数件利用をする程度です。

その他、CMSは以下のような点をふまえて選んでいます。

  • NORENやHeartCore、WebReleaseは、グローバルなWebサイトやページの数が多い場合の選択肢にしている。
  • Movable Typeは、2段階認証のプラグインがある。
  • PowerCMSとMovable Typeは、基本の機能は同じと捉えている。
  • Movable Typeよりは、PowerCMSの方がWebサイト規模の大きい案件に向いている。
  • PowerCMSは、想定するWebサイト規模、ページの数から再構築処理が重くなると想定してスペックを選んでいる。

CMS選びに伴うサーバー選びと傾向は?

サーバーの環境は、AWS、ニフクラ、IDCFクラウドを利用することが多いと思います。金融系、官公庁系は、AWS またはオンプレミスが現状多く国産の条件がある際は、ニフクラ、IDCFクラウドを選んでいます。Web x1+CMS x1 が多く冗長化有無については、お客様によって異なりますが、リリースを行った後のサーバースペックや構成の変更を行うことはほとんどありません。

PowerCMSは、WAF、IPS/IDS、改ざん検知、OSミドルウェアのアップデート迄しっかりとセキュリティ対策を行っており、セキュリティの依頼も全て盛り込む要望が多い傾向です。

いずれの場合も、社内にサーバーエンジニア、ネットワークエンジニアがいない体制で支援を行っているため、サーバーについては全て外部パートナーへアウトソースをしています。

さいごに

オウンドメディア の制作を行うWebディレクターの方は、CMS選びをWebサイトの規模や更新頻度、更新者の多さによって、大半をPowerCMSまたはMovable Typeのいずれかを想定し、グローバルなWebサイトや更に規模が大きい際には、NORENやHeartCore、WebReleaseなどを想定されているようです。サーバーについてもレンタルサーバーではなく、クラウドサーバーを選ぶことが多く、構成やセキュリティなど含めてアウトソースという選択肢が主流になりつつあるようでした。本稿が、新たなご検討や見直しの参考になれば幸いです。

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