クラウドのメリット・デメリットと移行の流れについて紹介!

こんにちは。「SiteCloud」コンサルティングチームの西原です。

オンプレミスは従来からあるサービスですが、近年ではクラウドへの移行が主流になってきています。今回は、クラウドとオンプレミスの違いに重点を置きながら、メリット・デメリット、クラウドへの移行方法や注意点などをご紹介します。

クラウドとは

クラウドとは、ITシステムの構築に必要なハードウェアやソフトウェアを自社に保有せずに、インターネット経由でさまざまなリソースが利用できるサービスのことです。クラウドコンピューティングやクラウドサービスと呼ばれることもあります。クラウドサービス提供会社が、ITシステム構築に必要なインフラやアプリケーションを提供してくれるため、インターネットを通じてこれらのサービスを好きなときに、好きなだけ利用できる効率の良さがメリットです。

オンプレミスとの違い

オンプレミスとクラウドの最大の違いは、ITシステム構築に必要なサーバーやネットワーク機器、パッケージソフトなどを自社で保有するか否かという点です。オンプレミスの場合は自社で揃える必要がありますが、クラウドはこれらの設備を自社で保有する必要がないのが決定的な違いです。

仮想化との違い

仮想化とクラウドは、どちらも抽象的なリソースを活用することになるため、混同されやすいのですが、仮想化は“テクノロジー”で、クラウドは“環境”であるという違いがあります。仮想化とは、物理サーバーやストレージなどのハードウェアを複数に分割してソフトウェア上で統合し、仮想環境上で再現する技術です。

通常、一台の物理的なサーバーを100%使用することはありません。どんなに利用しても10~30%程度しか使われていないことが多いです。そこでサーバーを分割して、複数の仮想化サーバーを作成して、無駄をなくしたのが仮想化という技術になります。一方、クラウドはネットワーク上でリソースを抽象化し、複数の利用者でシェアするIT環境です。仮想化された単一のリソースプールに、複数の人々がアクセスできる環境となっています。

クラウドのメリット

オンプレミスと違って、高価なサーバーなどの機器が不要であるため、ITシステム導入時の初期費用を大幅に削減できる上に、導入もスピーディーに行えます。また、リソースを利用した分だけ料金を支払うため、運用費のコストが無駄になることもありません。自社に必要なサービスを好きなタイミングで、好きな容量だけ利用できる、拡張性の高さがクラウドの大きな魅力です。

そして、災害時のリスク対策面においてもメリットがあります。クラウドサービス会社は、災害時にも途切れることなく業務が行えるBCP対策を万全に行っているため、トラブルや災害時にもスピーディーな回復が可能です。データはクラウドに保管され、消失リスクも低減されます。さらに、常に最新技術によるITリソースが利用できるのもメリットです。オンプレミスで最新技術にアップデートするためには、大がかりな再構築が必要です。しかしクラウドなら提供会社が最新技術を迅速に適用してくれるため、常にスピーディーで快適な環境が提供されます。

クラウドのデメリット

インターネットでつながっているため、ネットワークの接続が切れるとサービスが利用できなくなります。また、リソースを利用した分だけ料金を支払う、従量課金制はメリットですが、多くのリソースを使用するなど利用状況によっては、料金が高くなる可能性があるのも注意点といえるでしょう。

クラウドへの移行方法

オンプレミスからクラウドへの移行は十分に検討した上で、計画を立てて行う必要があります。クラウドサーバーで、世界シェアナンバーワンを誇るAWS(Amazon Web Services)では、次の4ステップによる移行を提案しています。

【第1段階】評価

関係者によるワークショップを開き、クラウド移行の準備状況を評価します。クラウドへ移行する目的及びその効果を明らかにし、導入後の達成すべき目標、リスク、移行に伴う問題点を話し合いましょう。その後、クラウドで利用できるサービスや運用・統合状況について評価します。

【第2段階】準備と計画

AWSでは7つの“R”を基準に、移行すべきデータを選択することを勧めています。

1.廃止 (Retire)

不要なアプリケーションやデータを削除する。

2.保持 (Retain)

クラウドへ移行する必要がないデータは、そのままもとの環境で稼働させる。

3.データ移動

オンプレミス環境からクラウドへとデータを移動させます。例えば、VMwareの場合AWSでは「VMware Cloud on AWS」に移行すると、既存の動作環境と同様に利用できます。

4.リホスト (Rehost)

既存の業務アプリケーションやデータには変更を加えずにクラウドへ移行します。例えば、Oracle Databaseを、Amazon EC2のOracleに移行するなどの方法があります。

5.再購入 (Repurchase)

既存製品から、クラウド対応の別製品に買い換えます。

6.リプラットフォーム (Replatform)

移行する際にクラウド機能を活用するために、部分的な最適化を行います。

7. リファクタリング (Refactor)

アプリケーションやデータ移行時に、クラウド機能を十全に活用するために、コードの修正やデータベースの変換を行います。

【第3段階】移行

実際にアプリケーションやデータの移行を行います。第2段階の計画に沿って実施しましょう。

【第4段階】移行後の運用及び最適化

実際に運用し、必要であれば改善を行います。

クラウドへ移行する際の注意点

移行を検討する際には、次の2点に注意して計画を立てます。

  • 業務に必要な機能が利用できるかです。移行後は現状と同等か、それ以上の作業効率を維持できるかを軸に検討します。
  • セキュリティ面です。現状と同等か、それ以上のセキュリティ対策が備わっているかを確認しておきましょう。

さいごに

クラウドにはメリットもデメリットもありますが、それらはオンプレミスとコインの裏表のような関係をなしているいえます。クラウドは自社でインフラを保有する必要がないがゆえの手軽さ、コスト削減などのメリットがある反面、インフラそのものにタッチできないのでカスタマイズ性に劣ります。

しかし、現状クラウドは幅広いサービスを擁しており、必要なサービスはほぼ網羅されているといっても過言ではありません。クラウドへ移行する会社も増えてきており、今後さらに注目されるサービスです。各サービスのメリット、デメリットを比較した上で、自社に合ったサービスを使うことをおすすめします。

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