WordPressの管理メニューをカスタマイズできる「Admin Menu Editor」にXSS脆弱性。Webサイトへの影響と対策 (CVE-2022-0625)

こんにちは。「クロジカサーバー管理」プリセールスの高瀬です。

2022年5月にWordPressのプラグイン「Admin Menu Editor」に XSS脆弱性(CVE-2022-0625)が発表されました。

悪用されるとブラウザ上で意図しないスクリプトを実行される可能性があり、アメリカ国立標準技術研究所の脆弱性データベースでは危険度がMediumとなっています。

https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2022-0625

該当プラグインを有効にしている場合、不正な入力によってブラウザ上で意図しないスクリプトを実行される可能性があります。

対象プラグインとバージョン

「Admin Menu Editor」はWordPress管理画面のメニューをカスタマイズできるプラグインです。

今回の脆弱性の影響を受けるバージョンは下記の通りです

・Admin Menu Editor 1.0.4以下

脆弱性の対策

対策としては、プラグインをアップデートする形になります。WordPressのプラグイン画面から該当プラグインのアップデート有無を確認することをお勧めします。

Webサイトへの影響について

WordPressでプラグイン「Admin Menu Editor」を利用している場合は本脆弱性の影響を受ける可能性があります。

WordPressにログインしている状態で細工されたリンクをクリックすることで、ブラウザ上で意図しないスクリプトが実行される可能性があります。

プラグインをアップデートするまでは特に、サイト管理をしている環境では不用意に外部サイトにアクセスしないようにすることをお勧めします。

さいごに

プラグインページを見る限り、2022年5月時点で「Admin Menu Editor」プラグインを有効化しているサイトは30万件を超えています。

こうした人気のプラグインでも日々脆弱性が発見され、攻撃に悪用されるリスクがあるため、日々のセキュリティアップデートが重要になります。

弊社では日々WordPressおよびプラグインのセキュリティ情報をチェックしており、お客様のサーバーで利用しているプラグインについては検証、本番それぞれの環境でアップデートを代行可能です。

リリース後のWordPressサイトのセキュリティ情報のチェックが追いつかない場合はぜひご相談くださいませ。

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