サイトにフローティングメニューを追加できるWordPressの「Float menu」プラグインにCSRF脆弱性。Webサイトへの影響と対策 (CVE-2022-0313)

こんにちは。「クロジカサーバー管理」プリセールスの高瀬です。

2022年2月にWordPressのプラグイン「Float menu」にCSRF脆弱性(CVE-2022-0313)が発表されました。

悪用されるとサイト管理者の意図しない動作を引き起こされる可能性があり、アメリカ国立標準技術研究所の脆弱性データベースでは危険度がMediumとなっています。

https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2022-0313

該当プラグインを有効にしている場合、不正サイトにアクセスしてしまったサイト管理者が意図しないリクエストを実行してしまう可能性があります。

対象プラグインとバージョン

「Float menu」はフローティングメニューを作成し、Webサイトに配置するためのプラグインです。

https://ja.wordpress.org/plugins/float-menu/

今回の脆弱性の影響を受けるバージョンは下記の通りです

・Float menu 4.3.1未満

脆弱性の対策

対策としては、プラグインをアップデートする形になります。WordPressのプラグイン画面から該当プラグインのアップデート有無を確認することをお勧めします。

Webサイトへの影響について

WordPressでプラグイン「Float menu」を利用している場合、プラグインの設定変更時に本脆弱性の影響を受ける可能性があります。

不正なサイトなどにアクセスして本脆弱性を悪用されるとサイト管理者の意図しないリクエストをサーバに送信され、プラグインの設定情報が不正に削除されてしまう可能性があります。

WordPressにログインしている状態の権限を悪用するものになるため、対象プラグインをアップデートするまで、サイト管理をしている環境では不用意に外部サイトにアクセスしないようにすることをお勧めします。

さいごに

WordPressを利用している場合はサイトの管理者自身にも攻撃されるリスクがあり、各種プラグインのセキュリティ対策も重要になります。

弊社では日々WordPressおよびプラグインのセキュリティ情報をチェックしており、お客様のサーバーで利用しているプラグインについては検証、本番それぞれの環境でアップデートを代行可能です。

リリース後のWordPressサイトのセキュリティ情報のチェックが追いつかない場合はぜひご相談くださいませ。

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